冷たい雪に甘いキスを…


おばちゃんの運転は乱暴で、赤信号もおかまいなし。


僕はそれでも黙っていた。

これから始まる地獄の日々を想像しても、悲しくならなかった。


どうせ、なにもなくなったんだ。

もうどうでもいい。

生きていく希望なんて、あるのかな…。