「……でも、綺麗な字。きっと心が優しい人なんだろうな。」 私は自然とその手紙を見て、顔が綻んだ。 「……どうせ暇だし、行ってみよ。」 きっとこの人は私のことを思って手紙を書いてくれたんだ。 それにこの鍵が何なのかも知りたいし。 私はそう思って、暖かい格好に着替えて出かけることにした。