― 一夜 ―

告白して知ったこと

俺たちが両想いだったってこと

こんなに嬉しいことは無い

と思い俺は双葉にキスをした


「一夜君!」

「なに?」

「今日うち来ない?

来週まで親居ないんだ」

「いいよ」

この時俺は

双葉のことでいっぱいで

美夏の話なんて聞いてなかった


放課後

「行こう!一夜君」

「え?どこへ?」

「もー///何言ってるの?

今日一夜君私の家に泊まるって

約束したじゃん!」

「そんな約束…」

「嘘なの?」

わー泣いちゃった

「おい、一夜何美夏ちゃん泣かしてんだよ」

「違…」

「一夜君」

「分かった行くよ!!」

この夜、俺は美夏と

寝てしまった

朝、起きたら

双葉から電話が来ていた

ゴメン双葉…

俺の目から涙がこぼれた









―双葉―

昨日何時になっても

一夜が帰ってこなかった

いくら電話しても

電源が切れている

なんで?

事故とかじゃないよね

心配だよ…

でも、もう

学校に行かなきゃ

もしかしたら

友達の家に遊びに行ったのかもしれない


学校に行くと

やっぱり一夜はいた

「良かった」

「何が?」

気づいたら隣に一夜がいた

「昨日帰ってこなかったじゃん

何かあったのかなと思って」

「…」

「一夜?」

一夜が首を気にしている

一夜の首を見ると

「なにこれ」

「ゴメン」

そこにあったのは

キスマーク

「なんで?」

「…」

「私のこと好きだったんじゃないの?」

「好きだよ!双葉が一番好きだ!」

「じゃあなんで…」

涙がながれる

「ごめんごめん」








― 一夜 ―

昨日のことが双葉にばれて

双葉が泣いている

それを見て俺は

誤ることしかできない

なんで俺はいつも

君を泣かせることしか

できないんだろう

君が泣くときはいつも

俺のせいだ

俺は

何てことをしてしまったんだろう

なんでいつも双葉を

傷つけることしかできないんだろう

「ごめん」

「もう…一夜なんか大っ嫌い」

「…」

そうだよな

俺のせいで君が泣いてしまったんだ


何であの時

双葉に『待ってくれ』って

言わなかったんだろう


家に帰っても一度も

双葉には会わなかった

母さんに「双葉は?」

って聞いても「部屋にいるわよ」

としか答えてくれない

双葉は今、俺のせいで

泣いてるんだろうな…