『おーい、ひな!早くしろ!遅刻するから!』



「分かってるよ!ちょっと待て!」


急いで靴を履いて玄関を飛び出す私


慌てて外を出ると目の前には物凄く怒った顔をしている幼なじみ、


桜井 碧斗(さくらい あおと)が立っていた


『おせーよ!どんだけ待ってると思ってんだよ!』


碧斗は私が出てくるなりいきなり私に怒鳴りかけてきた。


まったくうるさいものだ。


「ごめんって!時間割りするの忘れててさ。あはは」