『足…大丈夫?…はる、ごめんなさい…私…』





『謝るな。謝ると認めた事になる。お前の口から、そんなこと聞きたくないから、そのまま行こうとしたんだ』




はる…




『はると…離れたくない』



『…でも俺に、触れられたくないんだろ?あれ、結構堪えた。おかげで、インドに行く決断出来たけど…』



『そんなこと…ない。あれは、突然で…』



『突然…な』



『はる…、行かないで…』




はるに久しぶりに我が儘を言った



はるにぶつかるのをやめて、我が儘も言わなくなっていた



でも、はるに行って欲しくないから

勝手だけど、はるを失いたくない



一人にしないで

ボロボロに泣きながら、はるにすがった