それ以上、追いかけれなかった

だって、はる…

うっすら笑ってた


でも、はる…泣いてもいた

目を拭ったから…




はる、どうしたの?

私が拒んだのが、そんなに嫌だった?


はるが、いつものはるじゃなくて、怖くて…拒んでしまった



本当にそれだけ?


触れられたくなかった?


わからない


でも、あんな悲しそうなはるの顔、初めて見たかもしれない



留年した時だって、仕事やめた時だって、はるは、いつもあっけらかんとしてた



佑樹と木葉が別れた時は、流石に悲しそうな顔をしてたけど…



はる…、ごめん



はる…何か感じてるのかな?


私の心と体が他にもあるって、気づいてるのかな



もう、限界かもしれない



本当にちゃんとけりつけなきゃ、このままじゃ駄目だ…



私は、どうしたい?



このまま、シェア女として、生きてくのか

はると向き合うのか


ちゃんと決めなきゃ、駄目だ