君に、メリークリスマス




「…貴方をここに連れてくるって言うから。僕は…内心楽しみにしていました。僕に託された使命を…果たしたくて。ただ…、待ちました。もう、戻って来ないだなんて、誰が…想像できたでしょう。」





マスターは……



目元を隠して。



静かに…泣いていた。










ここに、君がいた。



君が愛したものが……




ここには、たくさんある。








私もそのひとつだったと…



思うことは。


許されないことだろうか……?