あたしも車中で馴れない人と一緒なら、さすがに黙り込んでしまう。
早く家着かないかな……。
「おい」
「はっ、はい!?」
いきなり声を掛けられて肩がビクッと震えた。
神城伊月くんはあたしを冷たい目で見て、ニヤッと笑う。
「この俺がただでお前みたいな女乗せると思うか?」
「おっ……お、思いません……」
「理解力いんだな、お前。チビのくせに」
な、なんか上から目線すぎない!?
そして、彼はあたしの顎をクイッと細長い指で上げ囁いた。
「お前………明日から俺の駒兼おもちゃ。決定~」
駒兼おもちゃ……?
どっ、どうゆうことですか!?

