その体勢のまま、触れるだけのキス……。
あたしをギュッと抱きしめて胸に顔を埋める。
「だ、誰か来たらどーするの……?」
「見せ付ける。そんだけ。つーかお前……」
「ん?」
茶色っぽい色気のある瞳であたしを捕らえて離さない。
そんな寂しそうだった表情を隠すように小さく笑って言う。
「やっぱりまな板だなぁ~……。貧相で可哀想だわ」
「はぁ!?よっ、余計なお世話です!大きすぎても邪魔だから……」
「へぇー。そーなんだ?」
「……大きくないんで分かりませんけど!」
「ははっ!なんだそれ!」
端正でキレイな顔をくしゃっとして笑った。
伊月くんは笑ってもカッコイイなんてズルイな……ほんとに。
あたしを抱きしめたまま離してくれないけど、こんな甘えたな伊月くんもかわいいです。

