昼休みにお弁当を2つ持って、特別クラスから先に進んだ空き教室に行く。
カラカラ………
静かにドアを開くとケータイ画面とにらめっこしてる伊月くん。
「伊月くん……?」
あたしが小さく声を掛けるとビクッと肩を震わせた。
びっくりしてる伊月くんってレアかも……。
「チビか……」
「チビじゃないです!」
「……恋華」
「そうです」
……なんだか伊月くんの様子が変?
基本的にいつも冷静で表情を変えないから、分からないけど……
ちょっと寂しそうです。
「恋華……朝のお仕置きする…来いよ」
「いっ、いやお弁当食べよ?ねっ?……きゃっ!」
グイッと腕を引っ張られてあたしは、向かい合わせの形で膝に座らされる。
伊月くんとの距離近いよ!近すぎる!
はっ、恥ずかしい………。

