二人一部屋だから念のため3回ほどノックをして鍵を回した。


ゆっくりと扉を開けて顔を覗かせれば………


あれ?


誰もいないのですかね……。


「ハ、ハロー……」


あたしの虚しい声が広めの部屋に響く。


部屋の端と恥にベッドと机があり、見るからにあたしは左側を使う感じ。


とりあえず……お邪魔します……。



「Oh!?Why!?」

「へっ!?えっ、あっ……」


あたしの目の前には、バスタオル1枚で体を隠したセクシーな金髪美女。


お風呂上がりに申し訳ない!!


「ごめんなさい!じゃなくて……Sorry!?」


きっと、この美女が同室の子だ……。


年上のお姉さんって感じ……


どうしよう!!


こんな時に限って意志疎通できないあたしは、臨機応変さが欠けてる……。


金髪美女が眉間にシワを寄せて、ジリジリあたしに近付く。


後ろは壁。


初日から人間関係失敗なんて嫌ですー!!