あたしはここで改めて痛感する……。
勉強……しかも世界史を教えるのって、こんなに苦労します!?
「大和くん……。あ、あの……」
「なぁに?」
「アメリカってどこか分かる?」
「ん~……あ、ここっ♪」
地球儀を回して楽しそうに指差した国は『カナダ』です。
おしいのに理解してくれない!!
タジタジするあたしを面白そうに見てるのが伊月くん。
助け船出してよっ………意地悪!
「世界史って難しいな~。椎名家の人間は日本史さえ知ってれば十分だ♪ありがとな、恋華ちゃん!」
「いえいえ………。次は伊月くんに数学でも教えてもらったらいいと思います!」
「じゃあ、そうしよー!伊月!よろしくね♪」
「はぁ!?恋華のくせに生意気!」
伊月くんにバトンタッチ!
渋々、大和くんの隣に行ってくれた。
あたしはうららちゃんとソファーに座る。

