カーテンから射し込む眩しい太陽で目が覚めた。
ケータイで時間を確認すると8時半。
学校遅刻か………。
気持ち良さそうに寝てる恋華を起こすこともできないし……
あ、そうだ。
俺はベッドの隣にある引き出しを開けて、水色の小箱を取り出す。
誕生日に受け取ってもらえなかった指輪。
実はこの指輪………
婚約指輪として誕生日に渡すつもりだった。
遅れたけど今渡すから。
恋華の細い薬指にシルバーの指輪をはめる。
小さなダイヤが朝日に照らされて輝く。
「……伊月くん…おはよう」
「おはよ。寝坊助」
「あ……あたしまたいっぱい寝ちゃった…」
「いいよ。今日は休も?」
「でも………んっ…痛っ!」
起き上がって腰を手で押さえる。
仲直り早々、可哀想なことしちゃったみたいだな……。

