正直今は会いにくいな……。
あたしが下を向くと、あの時みたいに目線に合わせてしゃがんでくれる。
「大丈夫だよ。俺からは何も言わない。……ただ、伊月さんと仲直りしてほしい。それだけ」
「……うん。ごめんね?あのパーティーの日」
「いや、気にしないで?つーか、もう忘れよう!ね?」
「分かった……。ありがとう、翔大くん」
うららちゃん、翔大くん……
あたし……いい友達持ったね。
伊月くんと仲直りしたいのは山々だけど、もう少し時間がほしい……。
「あっ、そうそう!うららさんと恋華ちゃんにお願いしに来たんスよ~」
「ん?お願いって何よ」
「この娘と友達になってもらえません?」
翔大くんが廊下から一人の小さな女の子を呼んだ。
………かわいい~!!
黒髪ボブで、くっきりとした二重の瞳に赤い唇。
幼い顔立ちなのに、どこか大人っぽさを感じさせる女の子。

