《恋華side》
あたしは伊月くんの誕生日パーティーでまた傷付いた。
伊月くんのこと信じてるよ………
あたしのこと好きって気持ちだって信じてるのに、どうして……
弱すぎるよ……。
伊月くんに恋をしたのはなんで……?
パーティーの日から一切話さずに気付けば3月。
教室の窓からは桜の蕾を付けた木が見える。
「恋華!ボーッとして大丈夫?」
「あっ……うららちゃん……」
「まだ逃げ出したこと後悔してるの?」
「うん…。ちゃんと話せなかった自分……信用できなかった自分に腹立つの…」
うららちゃんは何も言わずに、あたしの話を聞いてくれた。
パーティーのことを気にしてるあたしを慰めてくれる。
「逃げ出すって判断は正解ではないよね……。でも、どうしていいか分からなかった…。そうでしょ?」
図星……。
あたしは、ただ黙って頷いた。

