この日は朝から雨で一日中憂鬱な気分。
暑さと雨のジメジメが気持ち悪い……。
午前中の授業がめんどくさく、窓を眺める先ではうららちゃんが気持ち良さそうにお休み中。
その時、シーンとした空気を破るかのように教室のドアが開いた。
あ………
「チビ。お前……ちょっと来い」
「えっ……でも…授業中だからっ」
「せんせー。コイツ借りまーす」
「やーめーてよ!神城くん!?」
先生すらも呆然として、あたしを助けてくれない。
ってか、なんで授業中に神城くんはブラブラしてるわけ!?
ずっと手を引っ張られて連れて来られた場所。
ホコリっぽい空き教室。
「あ………大和くん」
「よっ!恋華ちゃん。今日もかわいいね」
「チビさ、コイツらに心当たりある?」
「あっ!あの時の……」
「あるんだな?」
あるも何も……あたしを呼び出した4人グループ。
罰が悪そうな顔をして空き教室の隅っこに立たされてる。

