昼休み、恋華と幸せな時間を二人きりで過ごしてると……
ガラガラ!!
勢いよく教室のドアが開いた。
俺らの空間を一瞬にしてぶち壊したのは翔大。
「恋華ちゃん!!ごめん!伊月さん借りていい!?」
「えっ、う、うん!」
「俺はまだ行くなんて言ってねぇよ!」
「早く来て下さい!」
半ば強引に俺の腕を引っ張り中庭まで連れて行く。
中庭には大きな一本の木が植えてあって、その周りにたくさんの生徒が集まってる。
こんな人混み連れて来て……なんなんだよ~……。
「伊月さん……。俺、恋華ちゃんのこと諦めますね」
「潔いじゃん。翔大にしては」
「だって……伊月さんの言ってた本気の女見つけっス!!」
「あっそ……。でも、恋華よりかわいい女なんてこの世に存在しねぇから」
「ノロケはいいから!来て下さいよっ!」
ぐいぐい引っ張られて、その木の後ろに男二人がくっついて隠れる。
翔大の香水の匂いキツイ!!

