むしろ、将来的に社長として部下に命令してる姿が思い浮かぶほど………。


嫌がる理由なんてあるんだろうか……?


「元々伊月って縛られたくないタイプでしょ?好きに生きてたいんだと思うな~」

「でも……社長の息子って自覚してるはずだよ…。伊月くんならちゃんと」

「どうだろうな…。アイツの性格からして決められた路線を歩きたくないだけって感じするし」

「さすっすがリョータ!男同士で気持ち分かるのね♪」


困った表情を含ませつつ、莉理ちゃんに笑いかけるリョータさん。


うん……


確かに、リョータさんの言い分が正解かもしれないね。


「御曹司も大変ですね……。伊月くんが社長か~……」

「あんな俺様な社長どこにいるのかしらね!」

「ははっ……伊月くんが上司だったら厳しそうだもんね」


部下は俺様に付き合い、そんな社長を宥めるのが美人な秘書……


美人な秘書さんはダメです!