次の日の朝、学校でいつも通り女達の間を抜けて教室に入る。
その瞬間、大和がいきなり俺の肩に手を回す。
朝から……うざったい。
「おいおーい!昨日のデートどうだった?もち、お持ち帰りでホテル直行だろ~?」
「お持ち帰りしてねぇし、ホテルにも直行してねぇから」
「はぁ!?つまんね~のな。よく伊月が我慢できたな♪」
「俺が貞操軽いみたいな言い方すんな!」
大和の頭を一発叩いてやった。
ったく、貞操軽いのはお前だろ!
なんて思いながら席に着くと、厚化粧の女達数人に囲まれる。
うわ~……めんどくせ。
「神城様!百合岡さんにカバンをプレゼントしたとのことで?」
「え、あぁ……まぁ」
なんで、俺が恋華にカバン買ったこと知ってんだよ。
女達は続けて話す。
「さすが紳士は違いますこと~!どこぞの女か分からない方にプレゼントですって!」
「やっぱり神城様だわ~♪学園の王子決定ね!」
「動じないクールな姿もカッコイイ~♪」
勝手に言ってろ。
恋華のこと悪く言うヤツは嫌いだ。

