寝過ぎて体がダルい朝。


布団から体を引きずり起こして、ケータイで時間を確認。


完全に遅刻する時間。


もう学校はサボリ決定だな。


恋華も気持ち良さそうに寝てるし……。


「ん~……伊月くん……おはよ…」

「おはよ。今日学校休むって大和にメールしといたから」

「伊月くんも休むの…?嬉しいです…」

「あっそ。……来る?」


へらっと笑った恋華が、かわいすぎて誤魔化す。


だけどやっぱ突き離したくねぇから……俺の膝に座らせた。


寝ぼけてるのか積極的だ~……。


「伊月くん好き…。大好きだよ…」

「俺もそこそこ好きだ」

「う~……なんだかビミョー…」

「嘘。すっげー好き。ずっと抱きしめてやりたいくらい好き」

「照れるね……」


俺にもたれ掛かりながら静かに笑う。


あ~……かわいすぎてどうにかしちゃいそうだ。