青空広がれ

「あの・・・玲さん・・・」

控え目な声であたしに声をかけたのは

覆面をかぶった謎の男

ただ、その声に聞きおぼえがあって・・・

恐怖で体が凍った

「はい・・・あたしに何か?」

平然を装わなければ・・・

みんないるから・・・

ばれてしまうから・・・

今のあたしはプレイガールなの

なりきるのよ

「玲ちゃん、ついていこうか?」

「・・・大丈夫です。
 ありがとうございます、先輩」

蒼空先輩に心配は掛けない

だって、彼女はあたしのライバルだから

でも、今のあたしにそんな資格はない

だって、あたしは・・・

みんなを壊した張本人だから

みんなを狂わせた張本人だもの

恋なんて、今のあたしに必要ないの

資格もいらない

さよなら、先輩