そう言い、ニカッと笑う怜央。


その笑顔にあたしは思わず微笑んでしまう。


学校の外は薄暗かったけれど、やっぱり風も雨も大したことはなかった。


これなら大丈夫かな。


そう思い、あたしは怜央と一緒に帰ることにしたのだった。