あたしは鈍い動きで携帯電話をカバンから取り出し、そして画面の文字に小さく悲鳴を上げた。


【レベル2 プレイ】


いつもの血文字で、そう表示されているのだ。


どうしよう……。


レベル1があるという事は、その先があっても不思議ではない。


でも、このゲームはとても続けられるようなゲームではないのだ。


あたしはその場に立ちすくみ、画面を見つめる。