「うん……。しばらくは、やめようかなって」


あたしがそう言うと、和花は驚いたようにお弁当を食べる手を止めた。


「芹香が携帯電話から離れるなんて、信じられない」


「なにそれ。あたし、そんなに携帯電話に依存してた?」


「してたしてた! 特にゲームに関してはすごかったじゃない」


そう言う和花にあたしは首をかしげる。


そうだったかな?


自分じゃよくわからない。