「怜央のスマホを使ってプレイすれば怜央の得点になるんだから、いいんじゃないの?」


そう言うと、怜央は寝がえりを打って後ろを向いてしまった。


「そういう問題じゃねぇんだよ」


「もぉ~怜央のケチ……」


あたしはプッと頬を膨らませ、怜央と同じゲームができない自分の古い携帯を睨んだのだった。