「どういう……事ですか……」


立っているのがやっとの状態で、俺は山路さんを見た。


「これ? これはねぇ……」


その言葉をさえぎるように、山路さんは携帯電話が震えた。


山路さんは携帯電話を取り出して、俺に画面を見せてくる。


【リアルゲーム3 プレイ】


「あっ……」


こんなときに……!


そう思った瞬間、山路さんが信じられない言葉を口走った。


「リアルゲーム終了。暗証番号4425」


そして携帯画面を俺に見せる。