「たぶんそうでしょう。すぐに落とし主を探しましょう」


「待って。これ、交番じゃなダメなの?」


「普通は交番でも大丈夫ですけど、今はゲーム中です。ゲームに忠実に動かないと、ゲームクリアはできません」


「……そうなんだ……」


「行きましょう。落とし主はきっと困っています」


そして、俺たちはまた住宅街を歩き始めたのだった。