このゲームは感染する人間を選ぶ。


そして、ゲームのレベルも自分で選んでいる。


そう考えるのが自然だと思った。


レベル2の地図を見ると、ここから少し離れた場所にある住宅街らしかった。


「まだ外は明るい。行きましょう」


「えぇ」


コーヒーを残したまま、俺たちは喫茶店を出た。