レベル2のゲームは老人が落とした財布を届けるゲームだった。


やっぱり、芹香の時に比べたら随分と優しいゲームだ。


「山路さん、普段ゲームはしますか?」


「あたし? ううん。機械を使うことが苦手で、ゲームは結登の作った試作品くらいしかやらないの」


やっぱり……。


そうじゃないかと思っていた。


芹香は新作ゲームをほとんど経験し、かなりのゲーム好きだった。


だから、【リアルゲーム】のレベルも高かったんじゃないだろうか。