「あ……」


山路さんは小さく呟き、携帯の画面を見る。


俺も、覗き込むようにしてそれを見た。


【レベル2 プレイ】


あの文字が浮かんでいる。


「次のゲーム、はじまっちゃったみたい」


「ちょうど俺もいますし、やってみて下さい」


そう言うと、山路さんはプレイボタンを押した。