その写真には3人の男子生徒。


その真ん中に芹香がうつっていた。


芹香の手にはゲームのコントローラが握られていて、とても楽しそうに笑っている。


普通の教室を部活動のスペースにしているのか、背景に黒板が見えた。


その黒板には難しそうな文字が羅列している。


「その真ん中の女の子はゲームがとても好きな子でね、いつもクラブに遊びに来ていたんだ」


「……知っています」


「え?」


「俺の……彼女です」