人が死んでしまうようなゲームを、あたしが作っただなんて……!!!


涙でゆがむ視界の中、あたしは絶望に包まれていた。


あたしが作ったゲーム。


ゲームの本体はあたし……。


あたしは歯を食いしばり、窓辺に置いてあった花瓶を床へたたき落とした。


割れた破片を握りしめ、白い床に殴り書きをする。


誰か、どうかこのゲームを止めて。


あたしが死んでも、きっとゲームは続いて行くだろう。