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友人たちに囲まれた昼休み。


あたしは教室で机を繋げてお母さんの作ってくれたお弁当を広げていた。


今日は食欲もあって、笑いながら食べるご飯はおいしかった。


「ねぇ芹香。これからはずっと学校に来れるの?」


不意に聞かれたその質問に、あたしは一瞬言葉に詰まる。


すると、友人たちはすぐに不安そうな表情を見せた。


いけない。


せっかく久しぶりに会えたのに心配かけてどうするの。


そう思い、あたしは「もちろんだよ」と、微笑んだ。