RealGameー恐怖は終わらないー

「この【リアルゲーム】っていうのが実在していたら、どうなるの?」


そう聞いてみると、颯真お兄ちゃんは驚いたようにあたしを見て、それから「このゲームをしてみたいのか?」と、聞いてきた。


「【リアルゲーム】をやってみたいだなんて、そんなワケないでしょ!!?」


今までの出来事が走馬灯のようによみがえり、思わず声が大きくなる。


気がつけば、バンッと両手でテーブルを叩き、颯真お兄ちゃんを睨みつけていた。


「なんだよ……なに怒ってるんだよ?」


困ったようなお兄ちゃんの声で、ハッと我に変える。


「ご……ごめん」