ベトッとした油絵の具が、指につく。


これ……この盛り上がった部分だけ、まだ新しい!!


あたしは夢中になって盛り上がった部分を指でこすった。


するとキラキラと光る銀色のカギが姿を見せたのだ。


「あった……!!!」


ゲームの時と同様、歓喜の声を上げる。


あった!


あった!!!


あたしはカギを握りしめ、再びあの部屋へと走ったのだった。