RealGameー恐怖は終わらないー

まさか床の下とかだろうか?


そう思いあたしは周囲を見回した。


煙がさっきよりも視界を遮り、熱が体を包み込む。


なにかなにだろうか。


床を破壊できるような、なにか。


気持ちが焦るばかりで、適当な道具は見つからない。


周りには、壁にいくつかの絵が飾られているくらいなものだった。


あたしは、その絵の額縁に注目した。


あんなもので床が破壊できるとは思えない。