RealGameー恐怖は終わらないー

「この手錠のカギは、どこにあるかわかる?」


「……わからないわ」


彼女は左右に首を振った。


彼女の目には絶望感が見え隠れしている。


すべてを諦めてしまう前に、カギを見つけなきゃ。


あたしはそう思い、「すぐに戻ってくるから!」と、3人に伝えて部屋を出た。


そして、途中の廊下まで戻る。


ゲームの中ではたしかにカギはここにあった。


でも、いくら探してもカギはない。