RealGameー恐怖は終わらないー

「なんなの、これ……」


思わずそう呟く。


手錠は子供のオモチャのようなものではなく、ズッシリと重たく頑丈な作りだった。


とてもじゃないけれど、壊して脱出することはできそうにない。


「ご主人様よ……」


ベッドの上のメイドの女性が、苦しそうな声でそう言った。


「え?」


「ご主人様の趣味なの。あたしたち、本当のメイドじゃない。夜の相手をするためにここにきたの」