RealGameｰ恐怖は終わらないｰ

なぞは沢山あるけれど、それを考えることもおっくうになっていた。


「芹香……学校、どうする？」


「……え？」


お母さんのそう言われて、あたしは首をかしげた。


「色々あって疲れているでしょう？　今日くらい、休んでいいのよ？」


それは思いもよらぬ言葉だった。


学校へ行くことは苦じゃない。


でも、今のあたしにとってそれさえ重荷になっていたから。