あたしは怜央の問いに返事をせず、天井を見上げる。


怜央もそれにつられて天井を見上げた。


「屋根裏……?」


「……そうかもしれない」


ここに生き物が入り込んでいれば気がつくはずだ。


【悪魔】と表現されるくらいだから、そんなに小さな生き物じゃないと思う。


そうなると自然と屋根裏にいるのではないかと疑いがわく。


「……とにかく、ゲームしなきゃ」


ゲームはすでにスタートしている。


終了までのカウントダウンを見て、あたしは画面に視線を移したのだった。