「……この家……だね」


そう。


画面に表示されているのは、間違いなくあたしの家の図面なのだ。


玄関の位置も、キッチンの位置も、和室の位置も、全部一致している。


「この家のどこかに悪魔がいるってことなのか……?」


「そんな、まさか……」


そんなこと、あるハズない。


家に戻ってからあたしたち以外の物音なんて聞いていないし、玄関の鍵もちゃんと閉めている。