RealGameー恐怖は終わらないー

「今度からはちゃんと信じるから、芹香のこと」


「ありがとう、怜央……」


胸の奥が暖かくなった時、携帯電話が震え始めた。


あたしと怜央はハッとして顔を見合わせる。


「俺がいつから大丈夫だ」


「……うん」


小さくうなづき、あたしは携帯電話を取り出した。


画面上には【レベル5 プレイ】の、文字。