RealGameー恐怖は終わらないー

お父さんもお母さんも怜央のことはよく知っているし、信用している。


勝手に遊びに来たからといって怒ったりはしないんだ。


「じゃぁ、お邪魔します」


「どうぞ」


そのまま二階の部屋へと移動すると、怜央はすぐにあたしのベッドに寝転がった。


家に入るまでは遠慮がちだったのに、この部屋はずいぶんと落着く場所らしい。


あたしはベッドの端に腰をかけた。


「なぁ芹香」


「なに?」