「怜央……」


「葬儀、行って来たんだな」


「……うん」


葬儀はクラスメイトと、特別仲の良かった他のクラスの数名が教員に連れられて参加していた。


だから、怜央は参加していないのだ。


「俺も、落着いたら遺影に手を合わせにいかなきゃな」


そう言って、怜央は和花の机の花を見る。


「綺麗な花だな」