「どういうこと?」


あたしはただ首をかしげるばかりだった。


もう一度画面を一番上まで戻して確認してみるが、やっぱりさっき携帯電話で見た画面と同じなのだ。


「もしかして、似た携帯サイトを誰かが作ったのかしら?」


類似したサイトなんていくらも存在している。


きっと、真似て作られたサイトの方に勝手に接続されてしまっていたんだろう。


この時、あたしはそう深く考えることなく、パソコンの電源を落としたのだった。