和花と2人で学校の近くまで来ると、パトカーのランプや野次馬たちで道路が埋まっていた。


この人だかりの先が、被害者の家だろう。


「ここに来るまでには怪しい人はいなかったね」


和花が言う。


「そうだね。あのゲームの地図からしたら、学校裏だから、そっちへ移動してみよう」


あたしと和花は人だかりから少し離れた道を進んで行く。


少し離れた場所ではざわついているのに、こっちは静まりかえっている。