こんな楽しい気分の時に出会ってしまうなんて……。


サッの血の気が引いて行く。


ううん。


レベル2の内容からすれば、遊園地という単語に行きついても不思議じゃない。


怜央にチケットを渡された時、どうしてあたしはそのことに気がつかなかったんだろう。


ずっと来たかった場所だから、嫌な事なんて忘れてしまい、すっかり夢中で遊んでしまった。


あたしは自分の拳をギュッと握りしめた。