ナンパ男との恋～最終章～

「春樹、来い！」


教室の中にいる春樹を呼ぶと

「なぁに、てるちゃん」


うれしそうに春樹が走ってきた。



「こいつもこいつも
俺のガキなんスけど？」


そう言いながら
春樹と広樹の頭に手を乗せた。



「え？え・・？」


周りが
ざわつき始め、


「終わったんなら
さっさと帰るぞ」


何もなかったかのように

周りを気にする事なく・・・


言葉すらでない
その人達を気にする事もなく

その場を後にした。