ナンパ男との恋~最終章~

「そうなの。
それなら、私達と同じくらいかしら」


「はい、たぶん・・・」


っていうか、この人達が
何歳かなんて
全然知らないけど

たぶん、30代前半くらいだろうか。


それなら、輝樹と
似たり寄ったりな感じだし・・・



「そうなのねぇ・・・・
あ、うちの旦那さん達はね。
あそこにほら、見える?」


指差すほうには

ビシッとスーツで決めた

サラリーマン風の男性が3人

雑談をしながら
座っている。


「はい」


「久保さんの旦那さんも
あんな感じなのかしら?」


あんな感じって・・・


スーツで、髪を固めたような
まじめそうなサラリーマン風って事?


それなら・・・

似ても似つかないかもしれない。


「いえ・・・・」


「あ、そうだったわね。
大工ですものね。
スーツなんて着る機会
そうそうないですものね~」


スーツは

モデルの撮影とかで
よく着てるけど

ファッションを重視したスーツだし・・・


「そうですね」


と言うのが一番かもしれない。