ナンパ男との恋~最終章~

でも、この人が
私に何が言いたいのか
よく分からない。


ヤバイ。何か
気疲れしすぎて
言葉が全然出てこなくなった。



もう、いいや。


前の3人みたいに
ニコニコしとけば・・・


その判断が良かったのか
その言葉以降は
何も言われずに

懇談会は、ようやく


「えー、それでは・・・
最後に
家庭訪問についてですが・・」


終わりが見えてきた。



ようやく帰れる。



ようやく、この面倒くさい状況から開放される。



と、思ったのに・・・・



「久保さん?」


前にいる3人が
後ろを振り向き
私に話しかけてきた・・・



「はい?」



変な事言わないでよ・・・


なんて心の中で願っているけれど・・・